ファッション誌に求めるもの?ー<某社の調査に突っ込みどころ満載>

 “雑誌不況”と言われて久しい昨今。 30~40代向けの女性ファッション誌が続々と創刊される一方で、売上減少を理由に休刊する雑誌も多い。では今、女 性たちはファッション誌に何を求めているのか。オリコンMEが10~40代の女性500人に調査を実施したところ、30~40代より10~20代の方が、 ファッション誌への要求と期待度が高いことがわかった。

同調査で「ファッション誌を読む、または購入する際の重要ポイント(複数回答可)」を聞いたところ、【雑誌が提案するファッションスタイルやコーディ ネートのセンスの良さ】が10~20(54.0%)、30~40代(40.8%)共にもっとも多く、【価格】(10~20代48.4%、30~40代 26.0%)、【ファッションアイテムの使いこなしなどのノウハウ】(10~20代39.6%、30~40代29.2%)が続いた。

~中略~

そ んな10~20代に、日本ABC協会および日本雑誌協会がセグメントしている「ファッション・総合」雑誌と「ライフスタイル」雑誌を対象に満足度調査を 実施したところ、ファッション・総合部門は『ViVi』(講談社)、ライフスタイル部門は『non-no』(集英社)が1位を獲得した。

1 http://beauty.oricon.co.jp/news/trend-culture/2023609/full/
2 http://beauty.oricon.co.jp/special/fashionmagazine/
3  http://insights.oricon.co.jp/report/report_20130403.pdf

概 ね妥当な結果だと思うけれども「ファッション・総合」と「ライフスタイル」を分けて検討する意味がよくわからない。そもそも日本雑誌協会の分類は便宜上ラ イフスタイルとかになっているだけで実際は服装の系統別のクラスタ分類なのは明らか。ちなみに,「ファッション総合」に分類されているの は,ViVI,CanCam,JJ,Rayの4誌で,「ライフスタイル」に分類されているのはnon・no,Jelly,S-cawaii!,minaの 4誌(←s-cawaii!とnonnoじゃまったくテイストの異なる雑誌)。
個人的に気になるのはABC協会や雑誌協会に加入していない 版元が出しているファッション誌が無視されているのが残念だし,それらの雑誌のほうが気になる(まあ発行部数が不明なのを除外する理由にするのであれば, それはそれで説得力はある)。たとえば,sweet(宝島社)や小悪魔ageha(インフォレスト)なんかはかなり売れている(らしい)から。
さ らにいえば,ViViやCanCamとZipperあたりでは読者が誌面に求めるものが根本的に違うのだから,同列に並べて比較してもあまり意味がないし 購読者層も違うはず。3のpdfによれば各カテゴリーの対象雑誌を全て閲読している人とあるけれど,SカワとZipperを併読している人ってかなり少数 派だと思うし,どう考えてもサンプルとしてかなりいびつだよ。
紙面内容の充実度もそれなりに大事なんだろうけれど,ファッション誌の売り上げははっきり言って登場するモデルの人気に支えられている部分がかなり大きいと思う(とくに赤文字系)。

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