前回のNARSに続いて今回はADDICTION(アディクション)のロゴフォントについて。
一見するとHelveticaを予感させるが,違う。
まさかのKabel様降臨の予感は・・しない。毎日見ているから一瞥して違いはわかる。アバンギャルドが比べられるべきはcentury Gothicだと思う(そもそもはFuturaにインスパイアされたもの)。
Avant Gardeはもともと雑誌「Avant Garde」(1968年創刊)のためにデザインされた書体で,ジオメトリック・サンセリフ系のフォントの代表格である。全体的にみるとKabelのような強烈な個性やHelveticaのような主張があるわけではないが,大文字の「R」や「Q」がきわめて特徴的である。
コスメブランド・アディクションの場合,ブランドロゴこそAvant Gardeであるものの,WebサイトのMENUボタンや商品名などに用いられているのはHelvetica Neue。フォントを統一すべきとの考え方もあろうが,同系統のフォントなので違和感はなく,Webデザインや雑誌のカバーなどのデザイン性が要求される場面では,アクセントとして複数のフォントが混在することは珍しくない。
ADDIICTION 公式(※音が流れます)
http://addiction-beauty.com/
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