ファッション誌の権威『VOGUE』によって開設されたその名もVOGUEPEDIA(ヴォーグぺディア)がとても洗練されていてすばらしい。wikipediaを意識したネーミングなのは明らかであるが,情報の質はVOGUPEDIAの方がよりファッションに照準していて,当然といえば当然であるがVOGUE誌とのかかわりについての記述が多い印象。webデザインはVOGUEの圧勝だしFaviconもいわゆるVOGUEフォントのVが用いられており,いちいちセクシー(1)。
http://www.vogue.com/voguepedia/
英語のみ
試しに個人的に史上最強の顔面の持ち主だと思っているLinda Evangelista(リンダ・エヴァンジェリスタ) の項目をみると,有名なあの発言(2)についての言及は(それほど多くはないものの)緻密で正確な記述だと思う。
http://www.vogue.com/voguepedia/Linda_Evangelista
カール・ラガーフェルドをしてストラディバリウスのようなモデルと言わしめたとか素敵すぎる。リンダの魅力はその完璧な肢体だけでなく,時折見せるうつろな表情ににあると思っている。要素に分解すればとりわけ瞳と唇によってえも言われぬ魅惑的な表情が形成されているといっていい。
もっとも,一般的にかわいい成分のほとんどは顔に宿るものであるし,「雰囲気がかわいい」言説にしてもしっかり検証すれば顔面のパーツで説明可能なことが多くて,顔の一部分が人物全体の印象を代表するという事態はけっして珍しいことではない。
ELLE誌の表紙を飾るLinda Evangelista
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リンダの驚異的な美しさ。人間離れした肢体,挑発的な唇,うつろな瞳。すべてが完璧に設計されている。キレイだし美人だしかわいいい。罪なオンナだ。全盛期のリンダと1980年代のミシェル・ファイファー(ハリウッド女優)を超える超絶美女にいまだ会えていない。キャメロン・ディアスとかアンジェリーナ・ジョリーとかもかわいいとは思うけれども,やっぱりまとっているオーラが違う。
(1)Didotと呼ばれるフォントでファンは多い。ファッション関係のロゴなどでも多用される。
(2)We don’t wake up for less than $10,000 a day.
日本語の定訳は「1万ドル以下の仕事ならベッドから出ないわ」みたいな感じ。一度は言ってみたい言葉。