デジタルアンプの技術的特性(Auluxeー第4回DESIGN TOKYO)

TOKYO(東京デザイン展)レポートへのレスポンス記事です。
http://articles.transtyle.jp/2013/08/auluxe-design-tokyo.html *私は取材には同行してません。

前号の著者がデザインについてレポートしてくれたので、私は技術的な側面を書いてみようと思います。

Auluxe-Audio

 

「デジタルアンプは第三世代のアンプデバイスです」

あるデジタルアンプの技術者がそう語っていたのを専門誌の記事で目にしたことがあります。まさにその通りです。アンプデバイスは真空管→半導体(通称、石)→デジタルとオーディオは時代とともに進化してきました。

実はデジタルアンプはもう私たちの生活の中に溶け込んでいます。

実際、大手メーカーであるSONYのホームページで確認したところ、フラグッシップモデルのアンプはデジタルアンプ(ちなみに値段は120万で完全受注生産品)。さらにSONYの「お客様センター」で実際にTELで問い合わせて確認したところ、担当者からは「半導体の音の良さはまだまだ捨てがたい面もありますが、、」と少し濁した上で「ウォークマンはすべてデジタルアンプです」との回答を得ました。

なぜアンプデバイスまでデジタルにするのでしょう。
理由は大きくわけて三つあります。

「1超小型化可能、2電気代がほとんどかからない、3クリアな音質」があげられるのではないでしょうか。

1の「超小型化可能」というのは極薄のウォークマンやスマホに搭載されているくらいのモジュールにすることが可能です*。2の「電気代がほとんどかからない」というのは比較する対象のモノによって異なりますが、同じ程度の半導体アンプだったら10%くらいで済みます。ECOな時代にマッチしていますよね。そして3になりますがデジタルアンプはとにかく音がクリアで透明感があります。というのもデジタルですから介在するモノをほとんど排除することができるからです。人によっては高音がきついという方もいるくらいです。

(*電源トランス等のアナログ部分が不要なため商品をいわゆる軽薄短小にできます)

前回の記事で著者が紹介してくれたAuluxeもやはりデジタルアンプというデバイスを選択し、その結果として小型化されデザイン性が高いプロダクトが出来上がったのではないでしょうか。幅34cm高さ15cm奥行17cmという手ごろな大きさで、ウーファーまで積んでいるのにかかわらず重さはたったの3.1kgしかありません(デジタルデバイスならではの技)。これなら普段はリビングでiPodをつないで好きな音楽を聴いて、夜は寝室まで持っていくことも可能です。またFMラジオやアラームもついているので、各々の嗜好に応えてくれます。またAUX入力という外部から入力ができるのでCDプレーヤーを接続したり、またTVの音声を出すことも可能です。

前回記事で著者が「オーディオは完全な嗜好品とは言いがたく、各人の程度の差こそあってもーー音楽のない日常を想像しがたいようにーーわれわれの日常に欠かせないモノだということも忘れてはならない」と述べているように音楽は日常に欠かせないモノであることは多くの方が賛同してくれると思います。

音楽はLIVEで生の音楽を聴くのが一番。例えば「コンサートホールのS席に座って生のクラシック音楽を楽しむ」とか「野外fesで爆音を浴びストレスを解消する」といった楽しみ方もあると思います。私も時折、生の音楽を楽しみ、楽器も多少ですが弾く人間です。だからそうした行為の素晴らしさも知っています。LIVEでしか味わえない音楽の感動があることもたしかです。

しかし、私たちが普段、日常生活を営む中でそうそう簡単にLIVEには行けるものではありません。またお金と労力もそれなりにかかります。ですので、せめてAuluxeのようなきちんとしたシステム*で「音楽を聴いてほしい」というのが個人的でささやかな願いです。日常の中で音楽の感動を味わえます。

*iPodに付いているスピーカーで音楽を聴くのではくて、別のシステムを構成するという意味です。大手家電量販店ではこういった製品を気軽に試聴できるので、ぜひ一度足を運んでみてください。

最後に。値段はそれなりにしますが,オーディオ商品は長く使えば、決して費用対効果は低いものではありませんよ。毎日の感動がついてきますので。

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あだちたかや

著者: あだちたかや

百貨店勤務からのセレクトショップ店員